デル株式会社

2019年02月06日

王ヶ頭ホテル

王ヶ頭ホテルは長野県の美ヶ原にある山の上の一軒宿です。美ヶ原は長野県と山梨県にまたがる八ヶ岳中信高原国定公園の一部で、王ヶ頭や王ヶ鼻、茶臼山など、2000メートル級のピークがいくつかあります。

王ヶ頭ホテルエントランス↓↓
王ヶ頭ホテルエントランス.jpg

王ヶ頭ホテル周辺は自然保護区域に指定されており、いわゆるマイカー規制の区域内ということで、ホテルでは松本駅からシャトルバスが運行されています。年末はそんな自然にあふれる王ヶ頭ホテルにお世話になりました。

JR松本駅の標高が800メートルほどということで、1200メートルほど山をあがっていくことになります。100メートルあがると気温は0.6度下がります。ワタシが松本駅に到着したときの気温は2度ほどだったと記憶しています。駅に大きなデジタル気温計があり、たしかそれくらいの温度だったと思います。写真を撮っておけばよかったのですが、実はけっこうな大荷物で、余裕がなく、写真を撮り忘れていました。

2017年末に訪れた千畳敷カールでは日中の撮影であったにもかかわらず、相当寒い思いをしました。



標高が2000メートルを超えているということで、気温が非常に低いであろうことが予想されたため、昨年の教訓もあり、いろいろと防寒グッズを購入しました。

まず、足下はソレルのカリブー↓↓


平昌オリンピックで一躍脚光を浴びたスノーブーツのようですが、カナダではとても有名なブーツのメーカーです。ソレルのホームページによれば使用限界温度は目安でマイナス40度のことですが、正直、このブーツを履いて、中厚手のアルパインソックスをはいていても、足下はかなり冷えました。

パンツはコロンビアのオレータフォレスト↓↓


綿の入ったパンツです。下にはトレッキング用のストッキングをはき、うえにはモンベルのレインパンツをはき、ウインドブレーカー代わりにしましたが、ほぼ、効果なく、寒さにはかないませんでした。

うえは防寒用のロングTのうえに、スキー用の防寒トレーナーを着て、さらに、MILLETのポベダで防寒しました。

ポベダはコレ↓↓


首もとももちろんネックウォーマーで防寒していましたが、風が冷たく、なすすべなしといったかんじでした。

日中はなんとか持ちこたえることができましたが、日が落ちると風の強さも相まって、体感気温は非常に低い状態でした。ホテルの喫煙所付近に温度計が置いてあり、温度計は氷点下12度を指していましたが、体感的にはそれよりずーっと寒いかんじでした。ちなみにホテルに到着した午後2時ころは氷点下8度ほど。実際、北海道とどっちが寒いかと問われれば、ワタシは、間違いなく、王ヶ頭ホテルと答えます。それくらい寒かったです。

王ヶ頭ホテルではホテル主催のツアーをいくつも開催しており、ホテルの方が、王ヶ頭から見える景色を案内してくれ、こどもも大人も飽きずにいられます。王ヶ頭ホテルから見ることができる山々はもとより、星空ツアーや雪上車に乗るツアーもありました。

王ヶ鼻↓↓
王ヶ鼻.jpg

美ヶ原のカンバン↓↓
美ヶ原カンバン.jpg

絞って太陽を撮るとキレイな光芒が出ました↓↓
光芒.jpg

北アルプス?↓↓
山.jpg

北アルプス.jpg


ワタシが訪れた年末は雪がさほどなく、雪上車には乗ることができませんでしたが、星を見るには絶好のタイミングでした。というのも、その日は月の出が深夜の0時過ぎということで、夕日が落ちると同時にすばらしい星空を見ることができるタイミングのハズでしたが、残念なことに、日没の時刻付近で雲というか霧というか空がかすんでしまい、星空撮影はムリかなーと思いながら、美味しい夕食を済ませ、いったん部屋に戻り、少しして、部屋の窓から外を見ると、真正面に星が見える状況でした。

さっそく、重たい思いをして持ってきたニコンのD850にシグマの14mmの広角単焦点レンズをつけ、D7200 にはトキナーのAT-X 116 PRO DXUをつけ、三脚も2本持ち、外へ出ました。ちなみに、王ヶ頭ホテルではベンチコートの貸し出しをしており、ワタシは借りませんでしたが、妻はそれを借りてきていました。感想を聞くと、かなり大丈夫ということでしたので、やはりお尻まで隠れるベンチコートも用意するべきたとかんじた次第でした。

室内は暖かく、屋外はとても寒い。ということで、レンズヒーターも用意し、モバイルバッテリーも持って、外へ出たのですが、肝心の赤灯のつくヘッドライトを部屋に置いてきてしまい、大失敗でした。王ヶ頭ホテルは玄関で靴を脱いで部屋に入るタイプのホテルでして、カリブーを脱ぐのが面倒だということもあり、けっきょく、自力でピント合わせをすることにしました。

レンズヒーターはコレ↓↓


モバイルバッテリーはコレ↓↓


部屋に忘れたヘッドライトはコレ↓↓




ちょっと肝心なことをいうと、まず、グローブはないと凍傷になります。それから、室内から屋外へカメラを持ち出すと、鏡筒が曇ることがあり、曇りを取るのに30分くらい放置する必要があったりします。レンズヒーターがあれば、もう少し早く、撮影できるようになると思いますが、口径の大きな広角レンズを使うためには、それなりの長さのレンズヒーターが必要になります。口径×3.14以上の長さが必要ということになりますね。そしてもうひとつ。アルミの三脚は素手で触ると手にくっついてしまうくらい冷たくなります。金額は高くなりますが、重量も軽くなるので、できればカーボンファイバー製の三脚を選ばれるとよろしいかと思います。


王ヶ頭ホテルの周辺にはテレビやラジオの放送用アンテナが立っており、そこにピントを合わせるとよかったのですが、寒い中、そして手元灯もない状態で、キチンとピントを合わせるのがとても難しく、D850については完全に失敗作となってしまいました。失敗の元となったのは、ライブビューの拡大機能を使わず、確認を怠ったことに起因します。ただ、いいわけなのですが、ヘッドライトやiPhoneもない状態で、どこにどのボタンがあるのかを視認するのも難しく、小さな液晶ディスプレイに映し出された星の写真を見て満足してしまったというところが、今回の失敗につながりました。つぎに撮影に行くときは、このことを肝に銘じて撮影にあたりたいと思います。

それからちょっとオドロキの部分もありました。ふだん、D5300やD7200を使って撮影する場合、IS03200、シャッター速度は30秒と決め、撮影していましたが、フルサイズで高感度に強いD850では、その設定では明るすぎ、周りが白く飛んでしまいます。ということで、ISOを1600、シャッター速度を15秒にして撮影してみましたが、ピントさえ合っていれば十分な状態でした。ふだんの設定の半分の半分ということで、ちょっとこのあたりはフルサイズのスゴさといいますか、D850のスゴさに驚かされるばかりでした。お恥ずかしい限りですが、失敗写真を少し見ていただければと思います。

D850での失敗例↓↓
ピンボケ明るすぎ.jpg

ISO1600↓↓
ISO1600.jpg

ISO1600、SS15秒↓↓
SS15.jpg

ニコンD850はコレ↓↓


シグマの14mm F1.8はコレ↓↓



D7200については、なんとかキレイな写真を撮ることができましたので、それだけは救いでした。重たい機材を持ち、行った甲斐がありました。

D7200で撮影した王ヶ頭ホテルの星空↓↓
7200-6.jpg

7200-3.jpg

7200-5.jpg

ニコンD7200はコレ↓↓


トキナーのAT-X 116 PRO DXUはコレ↓↓



1時間ほど撮影していましたが、限界でした。体感温度はおそらくマイナス20度くらい。撮影をして、撤収するときには、つま先から指先まで硬直してしまって、身動きするのも大変な状態でした。

車山高原で撮影したときの記事



部屋に戻り、機材をテーブルの上に置くと、カメラもレンズも凍っており、しっかりと拭き取らないと、湿気ってしまいそうなかんじでしたので、タオルの上に機材を置き、お風呂に入っている間に自然乾燥させました。

夏場になると天の川がバッチリと撮れると思いますので、次回はぜひ、リベンジもかねて夏場にお邪魔したいと思います。夏場でも日が落ちるとかなり冷え込むことが予想されますので、みなさまも訪れるときは、十分に防寒対策をして、撮影をお楽しみください。




posted by ☆☆PIKO☆☆ at 19:00 | Comment(0) | カメラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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